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WordPress初心者がつまづく理由:「何からすればよいかがわからない」
Webサイトを作る、というときに選択肢に上がりやすいのがWordPress。
HTMLやCSSを使用しなくてもコンテンツを追加できる手軽さから、世界中で40%、日本に限れば80%以上のWebサイトがWordPressで作られています。
しかし、全く知らない、1からスタートする際には「Hallo,World」が出ているのを見て途方に暮れる方も少なくありません。
そこで今回はWordPressを最初に触る方向けに最適なWordPressテーマを3つ紹介します。
初心者に最適なテーマを選ぶポイント
まず、テーマを紹介する前に、そもそもどういった基準でテーマを選んでいるか、の説明をします。
昔、私が初めてWordPressを触った時に思った感想は、「Hello,Worldって何だよ?」でした。
テーマのページでデモ画面を見るとすごくよさそうなサイトなのに、ワクワクしてインストールすると出てくる「Hello,World」。
この時点で頭が真っ白になったのは私だけではないはずです。おそらく。
せっかく何とかサーバーの設定が終わっても、「何をすればよいかわからない」という壁が立ちはだかります。
そのため、初心者向けにはある程度それっぽくなっているか、少しの手順でそう見えるようになるか、ということが大事だと考えています。
まあ、慣れたらどうっていうことはないんですけどね。
これはかなり重要です。
この記事を書いている2023年8月現在、WordPressの変化は過去に類を見ないスピードで変わっています。
場合によっては結構コアな変更もあるので、テーマを制作している会社がそれについていっていないと、今後トラブルのもとになりかねません。
そのため、多くの方が利用し、かつ制作会社も頻繁にアップデート対応していることはかなり重要です。
その会社のお知らせやSNSの発信などを見て更新頻度をチェックしましょう。
まあ、有料のものでも良いのですが、使い方が分からない時点で有料テーマを購入しても正直ありがたみが分からないと思います。
また、最初のハードルを高くしないためにもテーマ自体は最初は無料でも良いかと思います。
それでは、それを踏まえてお勧めテーマを紹介します。
おすすめのテーマその1:「Lightning」
Lightningは、株式会社ベクトル(vektor)さんが制作しているWordPressテーマです。
使用している方が非常に多く、また、発信も頻繁にされています。
企業・店舗向けの「コーポレートサイト」に非常に適していると個人的には考えています。
WordPressを初めて触る方にとって最も大事なポイントは、「最初からある程度コンテンツが入っている」という点です。
メニューやスライダー、トップページの下のコンテンツから下層ページまで、ある程度入っているため、極端な話、入っているものの画像や文章を変えるだけでサイトとしてある程度成立します。
他のテーマでは中々ない機能ですので、これ一点のみだけでも、初めてWordPressを触る方は入れてみる価値は十分にあると思います。
また、「VKパターンライブラリ」というコピー&ペーストでブロックを追加できるサイトも持っているため、何を入れてよいかわからない時はそちらからある程度決まったデザインのパーツ持ってくることができます。
YouTubeでの更新やX(twitter)などで頻繁に情報発信をしています。自社のテーマのアップデート情報や追加されたパターンライブラリの紹介、カスタマイズ方法のレクチャーなど充実しているので、非常に参考になります。
Lightningには公式で開発している高機能な必須プラグインがあります。
アクセス解析や専用ブロックの追加など多機能なことはもとより、開発者が作成しているプラグインなので、安定感と安心感がすごいです。
プラグインはWordPressのトラブルのもとになることが多いので、非常にありがたいです。
通常の使用の仕方ではまず出てこない現象ですが、Lightningのテーマインストール後に「カスタマイズ」を開くと、「公開」ボタンが青くなっていることがあります。(通常は変更がなければグレー色で、押すことができません。)
その際には、なにも変更しなくてもとりあえず一回「公開」ボタンを押しましょう。
大抵の場合は最初に「カスタマイズ」に入って何がしか操作をして公開ボタンを押すので問題ないですが、初心者がそこに行かずに他の項目に行って特定の動作を行うとトラブルになる可能性がありますので、少し注意しておいてください。
おすすめのテーマその2:「Arkhe」
Arkheは、株式会社LOOSさんが制作しているWordPressテーマです。
「ミニマム,シンプル,ちょうどいい.」をテーマに制作されており、主にコーポレートサイトとしての運用を想定して作られています。
キャッチコピーにあるように、非常にシンプルな構成です。
カスタマイズを前提としているため、CSSによる変更が効きやすいように感じます。
シンプルなサイトを作成するのであれば、そのままでも良いぐらいです。
Arkheに関しても、公式のパターンライブラリが存在します。迷ったときにコピー&ペーストができるため、非常に便利です。
Arkheの公式のプラグインは2つあります。こちらはテーマインストール後に自分で追加する必要があります。
「Arkhe Blocks」は専用のブロックを追加できるプラグインです。
個人的には、「タブ」ブロックがあり、タブ機能が簡単に実装できるところが特徴的だと感じています。
「SEO SIMPLE PACK」はメタタグなどのSEOに関連する設定ができるプラグインです。
アクセス解析などの設定もできるので、他のSEO系プラグインが必要ない点も大きいと感じます。
各ブロックやライブラリが全般的にモダンな印象をうけるものが多いため、ライブラリと専用ブロックだけでもある程度形になるという点は、初めてWordPressを触る方にとっては非常にやりやすくポイントではないでしょうか。
ちなみに、X(twitter)でも発信されています。
最後に注意点ですが、ある程度カスタマイズ前提にしているので、色などの指定をはじめ、もう少しカスタマイズしたいという場合にはCSSを使用する場面も多いように感じます。
職業訓練などでCSSを学んでいれば比較的カスタムはしやすいので、一度LightningでWordPressの仕組みを学んでからの方が上手に扱えるかもしれません。
おすすめのテーマその3:「Cocoon」
Cocoonはわいひらさんという個人の開発者の方が長年制作してきた、無料かつ高機能なブログテーマです。
「お勧めのブログテーマは?」と聞くと、結構な確率でこのテーマが出てきます。
以前は個人開発ということで、途中で開発終了するのでは、という憶測もありましたが、レンタルサーバー大手のXserver社が開発事業を譲りうけ、わいひらさんが業務提携という形で開発を継続すると発表があったため、より安心して使用できるテーマとして現在も開発が続いています。
実際にインストールしてみると、本当に無料なのか疑いたくなるほどの高機能なのでユーザー数が多く、一度使用すれば、ネットで見る記事サイトのテーマにCocoonが多いことに気づきます。
先ほども触れましたが、Cocoonの魅力は非常に多機能な部分です。
プラグインは一部のバックアップ系やセキュリティ系のものを除いて、ほぼいらないのではないかと思うほどです。
デザインに関しても「スキン」という着せ替え機能のおかげで、ワンタッチで雰囲気の違うブログに変化させることが可能です。
また、SEOやアクセス解析の機能もあり、基本的に他のプラグインは必要としません。
ブログテーマでは必須ともいえるアフィリエイトの広告を貼るための設定も充実しています。ウィジェットなどの機能も多彩で、記事の上や記事の中、記事の下など、あらゆるところに広告バナーを貼ることが可能です。
一つ一つの記事でいちいち広告を貼る必要がなく、設定すれば以後は自動的に記事に挿入されていきます。
ユーザー数がすごく多いため、大抵のことは検索することで出てきます。そのため、検索が苦にならない方は特段誰かに習わなくても調べるだけである程度構築が可能です。
無料ですし、高機能なのでいいことづくめですが、一点注意してほしいのが、「機能が多すぎて何をしてよいかわからなくなる」という点です。
ブログテーマですから、最初の時点でいろいろいじらなくても、Cocoonはある程度問題ありません。
そのため、私は設定が多くてわからない、と言われたら、「設定はとりあえず放っておいて、5個か6個ぐらい記事を書いた方が良いよ。コンテンツが入ったらカスタマイズしよう」と伝えています。
ブログは投稿してナンボです。
オリジナルのテーマ作成は、初心者は避けたほうが無難
これに関しては別の機会に詳しく触れますが、WordPressを調べると「オリジナルのテーマを自作しよう」という話を見つけることもあるかと思います。
私個人としてはWordPressの使い方が分かっていない状況でオリジナルにカスタマイズするのは良い結果を生まない可能性が高いと考えています。
フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアを擁する会社であれば全く問題ないのですが、個人でいきなり作ると、セキュリティやアップデート対応でトラブルが起こる可能ですがあります。
決してやるな、ということではなく、初めてWordPressを触るのならば、ここまでに紹介した既存テーマを触ってからの方が良いよ、ということです。
最初は安定感のあるテーマで使い方に慣れていきましょう
WordPressは多くの方が使用しているため、簡単そうに見えますが、アップデート対応やセキュリティを考えると、決して簡単に考えてよいものではありません。
そのため、トラブルが比較的起きにくいメジャーなテーマで慣らしていって、だんだんチャレンジしていただければと思います。
今後もWordPress関連の情報は発信しようと考えていますので、興味があれば、またご覧いただけると幸いです。