これまでの記事で「ドメインの取得」「レンタルサーバーの契約・設定」を解説してきました。
今回は最終段階、Webサイトの公開です。
FTPソフトは初心者にはとっつきにくいですが、仕組みがわかれば大丈夫です!
あと一歩で公開です、頑張りましょう!
※今回使用するFTPソフト「Filezilla」はフリーソフトになります。ご使用の際には、自己責任となりますので、ご注意ください。
FTPソフトをインストールする
まず最初に行うのは、FTPソフトのダウンロードです。
今回使用するのは「Filezilla」というフリーソフトです。GoogleChromeやMicrosoft Edgeに続くモダンブラウザ、「Firefox」を開発しているMozilla社のFTPソフト(無料)です。
さあインストール、と行きたいところですが、実際にインストールするには、「使用しているパソコンが32ビット版か64ビット版か」を確認しないといけません。
これは多くのWindowsアプリケーションに求められることなので、これを機にぜひ覚えましょう!
まず、Windowsの左下に「PC」と入力します。

検索窓にPCと入れると、検索結果に「PC(アプリ)」と出てきますので、それを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

すると、このようにPCの仕様が出てきます。
その中で「システムの種類」を見ると、私のPCの場合は「64ビットオペレーティングシステム」と出てきます。
ここで32ビットか64ビットかを見分けます。
ここを確認したらインストール作業開始です。
ビット数が確認できたら、公式サイトへ移動・・・と言いたいのですが、英語サイトのため、私は以下のサイトからダウンロードしています。
移動すると以下のような画面になります。

赤枠にあるように、できるだけ日付の新しいものを選んでクリックします。

どれをダウンロードするかのリストが出ますので、先ほど調べたビット数に合ったバージョンの「setup.exe」ファイルをクリックし、ダウンロード後にファイルを起動します。

セットアップファイルが起動すると、以下のような画面になりますので、最後に「インストール」と出るまで進めます。基本的にはそのまま進めても大丈夫です。

ダウンロード完了後に起動すると「新しいバージョンがあります」とでますので、新しいバージョンに更新しましょう。
FTPソフトでサーバーと接続する

これがFilezillaの画面です。
右側が自分のPCの内容(ディレクトリ)で、左側が接続したサーバーのディレクトリです。この時点ではサーバーと接続していませんので、何も出ていません。
それではサーバーとの接続作業を始めます。

左上の「ファイル」から、「サイトマネージャー」を選択します。

新規にFTP情報を入れるので、左下の「新しいサイト」をクリックし、自分がわかるような名前を付けます。
※この名前はサイトに影響しないものなので、日本語でも問題ありません。

名前を入力するとこのようになります。

ここで、作成したFTPアカウント(前の記事を参照)を確認し、サイトマネージャーに入力します。

入力するとこのようになります。「ホスト」というのはFTPサーバー名を指します。
これで登録は終了なので、「接続」をクリックしてサーバーとつなぎます。
ここまで来たら後はファイルをアップロードするだけです。

左側の自分のパソコンから、該当するディレクトリを開き、htmlファイルやcssファイル、画像ファイルなど、必要なものを選択し、右クリックのメニューから「アップロード」を選択します。

アップロードを行うと、右側、つまりサーバー側へファイルが転送されます。
もし不要なファイルまで一緒に転送した場合は、そのファイルの上で右クリックすればメニューがでますので、そこから削除が可能です。
これで作業終了です!あとはURLを開いてみて、実際に閲覧できるか確認しましょう!
これでめでたくWebサイトを公開できたわけですが、今後複数のサイトを同じようにアップロードしていく際はくれぐれも慎重に行って下さい。
誤って別のサイトにアップロードしてしまうと、書き換わってしまってトラブルのもとになります。
サーバーの扱いにおいて、慎重すぎてやりすぎ、ということはありません。
これでもか、というぐらいに確認をしておきましょう。
まずは基本的な公開方法を身につけましょう!
Webの公開に関しては「SSL設定」「IPアドレス除外」「301リダイレクト」など、まだまだ知らなければならないことが山のようにあります。
とはいえ、いきなり山の山頂に登れる人はいないわけですから、まずはこの公開作業をできるようにして、そこから一つ一つ覚えていきましょう!
最後に念押しになりますが、サーバーにファイルをアップロードするとき、サーバー内のファイルを削除するときは、これでもか、というぐらいに確認をしてください。よろしくお願いします。