個人で制作する際の「お問い合わせフォーム」の考え方

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想像を上回る「お問い合わせフォーム」の難しさ

職業訓練や独学で始めた際の学習で「思っていたのと違う」と最も感じるのが「お問い合わせフォーム」の取り扱いかと思います。

HTMLベースで見た目をそろえるだけでも、flexやgridなどそれまでの技術とは異彩を放っており、大変かと思います。

そして、何よりも重要なのが、「HTMLとCSSでは、お問い合わせフォームの見た目しか作ることができない」という事実です。

実際にはPHPをはじめとするバックエンドの技術がないと、フォームの送信はできません。

初心者の視点から見れば、Javascriptよりも難易度は高いと思っていただいてよいのではないでしょうか。

そのため、独学で本を買って勉強しても、ここは最も高い壁となって立ちはだかります。

では、個人で制作を受けるにはどうすればよいのでしょうか?

解決策① 頑張って自作する!

時間的、金銭的に余裕があり、HTML,CSSがおおむね理解できている、という方はバックエンドの言語を学ぶのが王道です。

「勉強はちょっと無理だから、ネットで検索してコード探してコピペすればいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。

昔の私がそうでした。

ただし、PHPにはサポートの期限や一定のセキュリティリスクが存在します。

もしそれで制作したコードに影響が出たら、自力で対処しなければなりません。

自分のサイトでなら「しまったな」で済みますが、これがお客様のサイトだとシャレになりません。

少なくとも「HTML,CSSをならったばかり」という方にとっては現実的な選択肢ではありません。

解決策② WordPressを使用する

最も現実的な手段と言えるでしょう。

WordPressには「Contact Form7」というかなり優秀なプラグインがあり、多少のコードとクリック操作で、動くお問い合わせフォームが作成できます。

しかし、WordPressには使用するテーマによってある程度デザインに制限が付きます。

思った通りのデザインにするためには、CSSでのカスタマイズを応用レベルで使いこなすか、テーマの独自制作が必要になります。

これはこれで優しい道ではありません。

解決策③ 外部ツールを使用する

Googleには「Googleフォーム」という高機能なフォーム機能があり、無料で作成できます。

リンクを貼っておいてGoogleフォームに飛ぶようにすれば、少なくとも動作面はかなり安心です。

ただ、デザイン的なカスタマイズが入る余地はほぼありません。

中には、「Googleフォームの内容と自分で作成したフォームを連結させる」という方法をとる方もいますが、Googleが仕様変更すれば一巻の終わりです。おすすめはしません。

他にも、formrunなどの優秀なツールもありますが、有料なのでお客様次第なところはあります。

解決策④ フォームを作らないのもアリ

そもそもフォームでなくてはならない、ということはありません。

なまじフォームがあるために保守管理が必要になったり、セキュリティリスクが高まったりするので、フォームを作成せず、極端な話お問い合わせ用メールのアドレスを書いておいて「こちらにご連絡ください」でも良いのです。

個人で受ける際には無理に背伸びをせず、できる範囲で提案する方がお互いのためです。

ただし、クラウドソーシングなどで受ける際は知り合いの顧客と違って、「その技術料としてお金を出しているのですが。」と言われる可能性もあります。

できるだけ対面、しかも知り合いの仕事を受けることをお勧めします。

個人で受ける際にはフォームをどうするかはとても重要!初めに相談しておこう!

ここまで見てきて「なんか難しいな」と感じたかもしれません。

しかし、経験が少ない頃はそれで当たり前です。

いわゆる「未経験フリーランス」を経験者が残念な目で見るのはこういったことを知らないままやるんかい、という気持ちがあるからかもしれません。

ただ習うだけでは中々習得できない部分です。いろいろ検索して、可能であればだれかに付いて学び、力をつけていきましょう!